早期退職して湘南・藤沢から南房総・館山に移住 五右衛門風呂・釜戸を作って 田舎暮らし体験施設 「ZENさんのふるさとラボ」を運営 暇ですねん・・・
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その1 そうだ。五右衛門風呂だ。
2階には念願の?「猫足ジャグジー」を完成させて、泡風呂で悦に入っていたが・・・
何か物足りない。というより自分の「田舎暮らし」の曖昧さ・無計画が浮き彫りになって・・・
この建物は総二階建て。1階部分は元店舗。広い。そうだ広い。五右衛門風呂を作っちゃえ。 

とは言ってもどうすりゃ良いのか・・・
お世話になっているお隣の 龍崎工務店に行って「五右衛門風呂を作りたいけどわかる人いるかなー。今時の職人じゃやったことのある人はいるかな。」何て言っていたら「そこに座っているのが石屋の早川さんだよ」 おヨヨ・・・「やったことナイスよー。無理すよー」そうかもねー

そうこうウロウロしていると白浜の吉田さんが「布良 めら のお屋敷後に五右衛門風呂の土台が在ったよ」 アンテナを感度良好に保持するには「人」付き合いが大切ですなー
石屋の早川さんと現場調査 早川さんも「そうなんだーこれならZENさんの怪しい図面も理解できたよ。」  怪しいだけは余分だけど・・・

大きい穴は五右衛門風呂が据えられていた場所  小さい穴は「上がり湯」のお釜が在ったのかなー

昔の風呂は井戸水を使用していた。当然だけど 井戸は毎日大量に汲むと水が涸れてしまうため風呂の水換えはどこの家でも週1回程度 それで風呂から出るとき「上がり湯」としてきれいなお湯で体を流していた。
ついでに、今でこそ「温泉めぐり」のような商品を出しているツムラのバスクリーンは何日も使う汚れて少々臭いお風呂のお湯の「ぼろ隠し」が販売当時の主目的だと思っている。
風呂を綺麗にするというイメージで「バスクリーン」。当時としては素晴らしい命名だったんでしょうね。

上から見た「遺跡」

「火が燃える」、ためには薪と燃焼に必要な酸素の供給、何より重要なのが「煙道」なのだ。
煙が効率的に排出されることは同時に「火を曳く」ことで、火勢を維持・高める機能を有している。
更に五右衛門風呂は「釜」なのでその周りを形成する「釜戸」の作り方を間違えると期待する「保温」どころか「薪の火が消える」事態となってしまう。
この「遺跡」は不足していた知識を十分に補い、「作れる」という自信を持たせてくれた。

「遺跡」の様な五右衛門風呂の基礎を館山市布良に発見。内部構造がとても参考になる

石の黒い部分を何年も何年も煙が「走っていた」道なのだ。しかし、これは相当に複雑なつくりである。
布良五右衛門風呂「遺跡」
Posted by : ZENさん | 五右衛門風呂と釜戸 | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
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