その4 五右衛門風呂と釜戸
2011.01.07 Friday
同、12時50分 排水管 既存の物と同じ口径、ピッチの物を探して30センチ延長した排水管になっています。 右下、煉瓦の口の空いてるところが 煙道となります。
耐火モルタルを塗りながら 焚口を収めていきます。 「接着」しませんから 水平・垂直・直角を正確に作業します。 石屋さんの技術です。
改めて記録写真を追ってみると 作業の速さを感じます。 五右衛門風呂を設置して焚口を収めて釜の外側にブロックを積み始め 煙道となる空間を作り進めながら 隣接する釜戸の基礎も立ち上がっています・・・5月29日 17時30分のことです。
5月30日 11時38分 五右衛門風呂の上口までブロックを 耐熱モルタルで積んで 外に出る煙突の仮口を設置。
五右衛門風呂は 下の耐火れんがの上に重量を 4方の縁をブロックに乗せて水平を確保します。
昔の五右衛門風呂は 煙道が渦のように回っていて、「龍」等と言われていたそうですが・・・石を積み上げただけで「釜の周りを煙と熱を走らせる」なんていうのは 技術的にも困難・・・しかし、風呂釜が外に飛び出しているようでは五右衛門風呂の意味は無い。
釜戸、前方から空気を採り、ロストルで流れの始まり、広い燃焼室で十分に発熱し、燃焼室右手後方から煙と熱を送り、釜とブロックの間に対流させて、風呂釜を支えるブロックは釜戸効果を発揮し左手奥上方から「煙突」の高さによる 「引き」により 煙と熱の 「流れ」を作りだす・・・
同、1時17分
同、2時22分 風呂とブロックの上側の空間も 耐熱モルタルで塞がれた。
風呂の釜戸から飛び出している・・・
釜戸は「ブリキの釜戸」に釜戸内部の空間作りの役をして頂きました・・・
6月3日 8時49分 釜戸の焚口設置に耐火煉瓦で枠を・・・モルタルに接着効果を期待できないので中々厳しい作業が続く・・・
同 11時8分 粘土作り 赤土3 砂1 石灰少々 ミキサーで撹拌・・・
同 11時38分 粘土は握って水が出ない程度の練りで・・・チョット怪しい下職が・・・
6月4日 1時30分 炊き口の固定に 耐火煉瓦に鉄棒を埋め込んで・・・後にやり直しになってしまうが・・・
6月4日 11時22分 排水管は既存の物に30センチの市販品を繋いだ 延長した排水管の部分は 踏み台の下に隠れる
6月4日 3時58分 踏み台下の排水管口 釜底から直結の排水管は焚きつけの熱が直接伝わり高温になるので 火をつけている時はこの穴を煉瓦で蓋をします なにせ人は裸 ふるさとラボは宿屋 お客さまに万一が有ってはいけません。
同 4時 ほぼ完成 煙突は風呂と釜戸が 150パイの煙突を共用している
6月5日 午前11時23分 石屋の早川さんと 手形を・・・
同 12時34分 後は煙突・・・石屋・早川さんの仕事はとても正確で丁寧でした。ありがとうございました。
正直なところ幾つかの反省点も有ります。 しかし、風呂は一番湯から 柔らかいお湯でチクチク何かせず、 風呂釜全体を 「釜戸」と同じに煙道で囲んでいるので 真冬でも翌朝の風呂の水が冷たくなく 保温性が実証されました
釜戸のご飯は 恐る恐る2合だけ炊いてみて・・・1人で食べてみて 「・・・・」 キョロキョロしながら この旨さを誰かと共有しなかったことを悔みながらも 美味しさに感激 田舎暮らし体験施設「ふるさとラボ」開業に自信を持てるようになった・・・ブログのカテゴリー「お客さまの一言良いとこどり」を見ていただければ と思います。
これから五右衛門風呂・釜戸を作りたい と思っている方 見学歓迎ですヨー まっ、一応保健所の許可を得た「宿業」なんで泊っていただけたら幸いですが・・・
まー何か「参考になったよ」と思われた方は ブログランキングにハマっているので
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